INPUT AND OUTPUT

私は今、数多くのご縁によ理、世界を飛び回り、時間的にも自由に仕事をさせてもらっています。このような貴重な機会を無駄にしないよう、「普通ではない日常」を送る中で気づいたこと、考えたことをここに記します。普通ではない日常の中での体験や、それによる気づきをシェアし、少しでも世の中のためになる情報を発信して行けたらと思います。

タイのバンコクで感じた語学の必要性|日本語はスゴイ

私用でバンコクに行ってきました。様々な記事でも書いている通り、僕は海外に行くときは、ただの旅行で終わるのではなく、その歴史や文化、現地でのビジネス等、幅広く情報を収取するようにしています。

 

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今回、とても面白いなぁと思ったのが、タイの就職活動における語学力のパワーについてです。特に、日本語の力はすごい、、、

 

 

ご存知の通り、タイには現在多くの外資系企業がそのオフィスを構えています。日本や中国、韓国、欧米など、多くの企業がタイに進出しているのです。

 

 

ということは、もちろん、語学の能力は一定求められます。日本だとあまり感じませんが、タイではタイ語以外の語学を習得して入れば、もらえる給料は全然違います。さて、ではどれくらい違うか?

 

まず比較対象として、タイ人の平均給料を知りましょう。タイ人の平均給料は、1万5千バーツ/月ほどです。日本円にすると、だいたい5万円程度になります。

 

次に、英語を話せるタイ人の場合を見てみましょう。英語を話せると、例えば通訳などの仕事では、月に3万バーツほど収入を得ることができます。さすが、英語ができれば、軽く平均の2倍は稼ぐことができるのですね。

 

では、我らが日本語を話せるタイ人はどうでしょう?

 

「日本語なんて日本でしか使えないし、どう考えても英語話せる方が稼げる・・・」

 

と、私は思っていました。が、全く逆です。日本語を話せるタイ人の方が、大幅に稼ぐことができます。その収入はなんと、7万バーツ/月!!平均の約5倍です。英語を話せる人の2倍以上。

 

 

この事実を知って、とても考えされられました。私たち日本人は、意図せずとも、世界の中でも非常に影響力のある「日本語」という言語を習得することができます。東南アジアの人たちが、頑張っても頑張っても習得することのできない、非常に難易度の高い言語です。もちろん、英語はさらに重要です。英語ができないと、そもそも世界でビジネスをすることは限りなく難しいでしょう。しかし、そのようなグローバルな人材にとって、英語ができるのは「当たり前」のことなのです。それが、上記の収入の格差に現れているのだと思います。「英語以外で何を話せるか」が重要なのです。

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繰り返しになりますが、私たち日本人は、生まれながらにして、日本語をネイティブで習得できる環境があります。そしてその日本語という言語は、世界でもトップクラスの影響力を持っており、この言語だけでも、日本の高い経済力ゆえに、年収1000万とかを平気で稼げてしまうくらいの仕事にありつけることができます。「日本語がネイティブである」ことは、グローバルスタンダードの中では非常に価値があることを、私たち日本人は自覚し、もっと活用すべきなのです。もちろん、上記にも記載した通り、グローバルスタンダードの基準では英語が使用できるのは当たり前であり、それを抜きではもはやスタートラインにすら立てません。しかし、仮に英語ができるようになれば、私たちは「日本語がネイティブである」という圧倒的なアドバンテージを武器に、世界と戦うことができるのです。

 

 

私ごとで恐縮ですが、私は英語は不自由がなく、プライベートでもビジネスでも、普通にコミュニケーションが取れます。それゆえ、私は自分の武器は「英語」だと思っていました。しかし、今は考え方を変えています。世界を見たときに、私の武器は「日本語」なのです。もっと言えば、「日本のビジネスカルチャーを理解し、日本人の文化を理解し、日本人の繊細さを持ち、かつ日本語がネイティブである」ということなのです。

 

 

この能力は、グローバルスタンダードの世界では間違いなく、重宝されます。しかし、それはグローバルスタンダードの世界に入れた日本人だけが、享受できます。そしてそのグローバルスタンダードの世界へのパスポートが、英語になるのです。

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