INPUT AND OUTPUT

私は今、数多くのご縁によ理、世界を飛び回り、時間的にも自由に仕事をさせてもらっています。このような貴重な機会を無駄にしないよう、「普通ではない日常」を送る中で気づいたこと、考えたことをここに記します。普通ではない日常の中での体験や、それによる気づきをシェアし、少しでも世の中のためになる情報を発信して行けたらと思います。

ヨーロッパ旅行で感じる日本人の特性|イビザ・マヨルカ・バルセロナ・マドリード

スペイン2週間の旅から帰国しました。バルセロナから始まり、マドリードマヨルカ、イビザと、スペインを周遊してきました。マドリードでは日本人がすこーしだけいましたが、それ以外は日本人はほぼ皆無。それくらい、普通の人生を歩んでいたら、我々日本人は行くことができない場所なのだと思います。

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海外に来ると常に考えてしまうのが、日本との人種、文化、生活、街並みの違いです。僕はアジアやアメリカ圏は何回も行ったことがありますが、ヨーロッパは初めてで、しかも2週間も滞在するのはおそらく今後も年に一度くらいしかないでしょう。2週間もいたので、ゆっくりと色々考える時間がありましたが、海外に来ると本当に、日本人は幸せなのかどうか疑問に思ってしまいます。

 

ヨーロッパの人を始め、欧米の人は皆バカンスをとって2週間や1ヶ月に及ぶ休みを楽しんでいるのに、私たち日本人はどんなに頑張っても約1週間の休みが限界です。それに、ヨーロッパの人はコーヒー一杯買うのに財布の中身を気にしません。もちろん、貧困層もいますが、全体的に、そういう悲壮感は日本と違ってありません(東京の満員電車のような)。そして、欧米人と日本人では"旅"の仕方が全く異なります。前述の通り、日本人には時間がないので、旅に出るととにかくスケジュールを詰め込みますよね。皆さんも経験あると思います。「ここも行きたいあそこも行きたい」朝から晩まで計画がびっしりですよね。でも、欧米人は違います。彼らには時間があるので、暮らすように旅をしています。昼までホテルでゆっくりして、その日の気分で行きたいところに出掛ける感じですね。

 

どっちが幸せかは、人それぞれの感じ方だと思いますが、僕はやっぱり欧米の価値観や考え方にいつも寄ってしまいます。旅以外でも、仕事よりも家族が大切だし、朝から晩まで働くことを美徳だと思いませんし、上司が帰らないと自分が帰れない環境を当たり前とも思いません。なんか当たり前のことですが、これはあまり日本人は考えていないんだと思います。

 

 

あと、もう一つ、感じたことがあります。それはマヨルカとイビザで特に感じましたが、「そもそも、日本人はこの場所に来れない。ここにこうやっていること自体が、とても恵まれていることなんだな」ということ。

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なぜ、日本人はイビザやマヨルカに行けないのか?

 

 

それは、

 

1)時間の問題

2)お金の問題

3)語学の問題

4)勇気の問題

 

これら4つによるものです。この4つを「全て」満たさないと、日本人はこの場所に来れない。そう考えると、僕はすごいことをしてるなーと感じてしまうのです。

 

まず1の時間ですが、前述の通り私たち日本人には時間がありません。仮に1週間の休みがあったとしても、イビザまでは直行便がないため、行くだけで約2日必要です。往復で4日間、必要なのです。長くても1週間前後しか休みの取れない日本人には、往復4日かかる旅行など、現実的に無理なのです。次に2のお金です。ご存知の通り、日本は今平均給与がどんどん低下しており、格差が拡大しています。一部上場企業の管理職ですら、都心に家を買えず、郊外から満員電車に1時間揺られながら、毎日通勤をしています。お金がなくて、毎日のようにカップラーメンをすすっているサラリーマンだって、僕はたくさん見てきました。そういう所得層が多い日本人は、ヨーロッパの、それも奥地のイビザやマヨルカなんて絶対に行くことができません。3つ目に語学の問題です。イビザやマヨルカに日本語の表記などあるわけがなく、それどころか日本語を片言でも話すことができるスタッフなど一人もいません。空港の乗り継ぎ、レンタカーの処理(イビザとマヨルカではレンタカーなしでは何もできません)、食事、ホテル、etc...全てをNO JAPANESEで行わなければなりません。これをできる日本人が何人いるか?ということです。最後に、勇気の問題です。1、2、3の全てを満たしていても、そんな冒険をしたがる人は何人いるでしょうか?最近の若い人には、バックパッカーなども増えている?ように感じますが、基本的に日本人はドメスティックな生き物であり、わざわざ様々なリスクを犯してまで、ヨーロッパの僻地に行こうとは思わないでしょう。

 

このような事情もあって、イビザやマヨルカに行くこと自体、本当に価値のあることだな〜と、滞在中感じていました。ご存知ない方のために、イビザとマヨルカの説明ですが(今さら)、ヨーロッパでもトップ5に入るくらいのトップリゾートです。スペイン本土の東側にある島で、世界中から観光客が集まる場所です。これは僕のアウトプット用のブログなので、とりとめのない文章で恐縮ですが、もしここまで読んでいただけた方いましたら、お付き合いいただきありがとうございます。

 

p.s.イビザとマヨルカですが、日本人はいませんでしたが、韓国人と中国人はたくさんいました。そう考えると、アジア人が行けない場所ではなく、やはり「日本人が行けない場所」なんだなと感じます。旅行だけではなく、韓国人や中国人の一般層は常に世界を見ています。今のグローバル社会においては、日本人も、そうあるべきだと思っています。

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