INPUT AND OUTPUT

私は今、数多くのご縁によ理、世界を飛び回り、時間的にも自由に仕事をさせてもらっています。このような貴重な機会を無駄にしないよう、「普通ではない日常」を送る中で気づいたこと、考えたことをここに記します。普通ではない日常の中での体験や、それによる気づきをシェアし、少しでも世の中のためになる情報を発信して行けたらと思います。

セブ島でのビジネスチャンス

2017年11月中旬、私用でセブ島(セブシティ)へ行く機会がありました。フィリピンでの生活は2年となりますが、実はセブ島は初めて。僕は私用でも仕事でも、初めての場所に行くときは、その土地の経済規模や、将来性、人々の生活水準や、不動産価格など、必ず見るようにしています。その中で、今回の滞在で感じたことを記載していこうと思います。

 

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1、都市レベルはマニラの半分以下

今回行ったのは、厳密にはセブシティです。日本人の一般的な感覚からすると、セブ島=リゾート地だと思いますが、それはセブ島ではなく、セブ島に隣接するマクタン島を指す場合が多いです。セブ島は広く、面積は4422k㎡で、沖縄県の2281k㎡と比較すると約2倍の広さがあリます。

 

そんなセブ島の中心となるのがセブシティであり、フィリピン第二、第三の都市、と言われています。私は普段はマニラにいるので、どれくらいの都市レベルなのか、自分の目で見るのを楽しみにしていましたが、正直とてもがっかり・・・セブシティの経済圏はかなり小さいですし、滞在していても行く場所がないくらい何もありません。アヤラセンターとITパーク、夜であればマンゴーアベニューくらいでしょうか?

 

2、発展の余地はある

上記記載の通り、街を見ていてワクワクするような場所ではありませんが、冷静に街を見ていると発展の兆しが見え隠れします。コンドミニアムオフィスビル、ホテルの建設ラッシュはもちろん、city bankやHSBCも進出しています。銀行が支店を構えるということは、それだけこの場所でお金が動いているということ。そして街中には欧米人もかなり多いです。セブシティに観光で滞在することは少ないと思うので、おそらくビジネスで滞在している人たちでしょう。外国資本が多くセブに入っていることが肌で感じられました。

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3、セブシティ内のホテル

初めての土地に行き、その土地の実情を知ろうと思った時に、不動産情報を知ることは非常に有益だと思っています。人の流れ、経済の流れ、物価の流れが、不動産を見ればだいたい分かるからです。

 

僕は今回、セブシティに本社を置くディベロッパーに話を聞いてきました。この会社が手がけているプロジェクトは、セブシティにおけるホテル&サービスアパートメントです。セブシティにはいわゆる5スターホテルが少ないです。アヤラセンターに隣接するマリオット、カジノがあるウォーターフロントホテル、セブシティでは最高クラスのラディソン、そしてマルコポーロの4つになります。ラディソン以外は全て5000PHP前後の価格帯となりますが、このクラスのホテル供給が足りていません。よって、4000PHPの宿泊単価で提供可能なホテル、そして中長期の滞在も可能なサービスアパートメントの複合施設を建設するとのこと。建設予定地も見てきましたが、アヤラセンターまで徒歩圏内であり、立地は良いです。想定利回りは税引前のグロスで6.5~7.5%ですが、キャピタルゲインが狙えると思います。さらに、この企業は世界で知名度の高いあるホテルオペレーターと共同でこのプロジェクトを進めています。ここでは名前は出せませんが、それを加味して、想定宿泊単価、想定稼働率、どれも無理がない設定であり、非常に将来性あるプロジェクトと感じました。

 

 

いかがでしたでしょうか?リゾートとしてのセブ島も良いですが、このようにビジネス目線で見てみるのも良いですね。セブ島は近年、語学留学の場所としても非常に人気の場所です。実際に街中でも多くの韓国人や日本人の学生を見かけました。英語ができると世界が何倍にも広がります。留学をきっかけに、セブ島に来てみるのも面白いかもしれませんね。

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